小嶋です

先日ホームセンターへ行ったときにたまたま目にはいったのが
しいたけの原木です。なにげなく店舗用品を買い物して
いるとなにげなく視線に飛び込んできました。
入り口近くのなんでこんなとこにあるの?というような場所で
いきなりのことだったのではじめはなんだかわけがわからなかった
のですが、常にそういうものにアンテナを張っているからか
数十本の原木たちは私に買って買って・・・・と語りかけてきます。
その瞬間幼少のとき、実家の庭先で父が栽培していたしいたけの
記憶が一気にフィードバックしてきました。

父は庭いじりが好きで実家の庭には松の木の盆栽やらがところ狭し
と飾られていて大きな木や石などで日本庭園を作り毎日仕事
から帰ってくるとそれらに水をたっぷりとやっていました。
あるときどこからかしいたけの原木なるものを持ってきてブロック塀
の日陰のところに立てかけてそれにも水をかけていた画像です。
さらに何日にいっぺんは、なんとその木からでっかいジャンボ
しいたけがにょきにょきと生えてきて知らぬ間にそれができているのです。
しいたけの調理法としてはもっぱらステーキばかりでした。母は
そのジャンボしいたけをそのままフライパンで焼いて、だんだん火
が入り水分が出るかでない頃にただ醤油をたらすだけ、それを
煮詰めて仕上げたきわめて単純な料理なのですが、このしいたけ
ステーキは新鮮で、肉厚でまるでお肉のようなボリュームがあり
白ご飯のおかずとして最高の美味でした。あの香りといい、
食感といい香ばしくってご飯と食べたときのあの旨さは今でも
鮮明に記憶に残っています・・・・・・・

私はすぐさま決断をしました。あのだい感動をもう一度・・・・・・
収穫の喜びとおいしさの喜び、値段をみるとな、なんと一本880円
ではありませんかこの2本の原木で果たして何個のしいたけが
できて、どれだけのお客様に感動をつたえられるのか・・・・
小さな買い物籠をその辺に置き去りにして、カーとカート・・・・・
ありました。これならこの太い木を2本のせても十分耐えられます。
さらに近くにいた店員さんにしいたけ専門のスタッフを呼んでもらい
どうやったらあの30年前の感動を得ることができるのか、質問攻め
にして15分後、私はにわかしいたけ博士となり幸せに浸って店に
帰ってきました。早速寸胴なべに水をはり、まずは水風呂に2日間
たっぷりとつけてかつての父のように毎日水やりを日課としています。
今のところ数日が経過しましたが、ここ2〜3日で白っぽいカビのような
ものが上部にのぞけるよう担ってきています。それがいいのか悪いのかは
しいたけ博士にもわかりませんが、自分では菌が回っている、と解釈して
います。
それではまた続報をお伝えします。