小嶋です。

前回のブログから時間が空いてしまいましたが、今は千葉県冨里市での新cozima開店にむけ、
準備を進めている最中です。
次回から随時その様子もご紹介していく予定です。
今日は南青山店最後となった9月1日のラストディナーの様子をお話したいと思います。

その前に、改めましてお世話になりましたお客様、業者の方々、そしてこんな僕について
きてくれたスタッフたち、そして10年間こんな素晴らしい人たちと出会えるチャンスを
いただいた、日高シェフ、高柳オーナーに感謝の気持ちをこめて、お礼を言わせてください。
本当にありがとうございました。


さて話は2週間前、9月1日に戻ります。
閉店のお知らせのDMやメールを配信させていただいたのが遅くなってしまったせいか、
8月は毎日たくさんのお客様にお越しいただきました。
昨年末より、店舗探しや、家さがしなどでほとんど休みらしい休みをとってなかったこともあり、
ついに8月31日あたりから、頭痛、鼻水のどの痛み、頭痛などが、いっきにやってきて、
9月1日、ラストの築地行きの最中に完全にダウンしてしまいました。
最後の日ということもあって、わざわざ都合をつけてお越しいただいたお客様も
あり、絶対に欠席できないラストディナーのため、ランチはお休みをいただきました。
ランチに訪ねていただいた方お目にかかれず申し訳ありませんでした。
ランチタイムの終わる2時半に店に戻ると、Y様という、9月1日がバースデーで
とびぬけて明るいお客様がまだいらっしゃるではありませんか・・・・・
最後の別れと昔話などで盛り上がり最後にY氏はなんと驚くべき行動にでたのでした。
 「スタッフ全員集合〜」
と声高々に叫び全スタッフを集め最後の挨拶をされたのち、
3,3,7拍子を全員でし、その光景になんだかジーンときてしまいました。
そしてランチタイムが終わると、そのころには元スタッフがじわじわと集まり始めていました。
この店のエンディングには9人もの歴代のマネージャーやスーシェフなど主要メンバーが応援に
駆けつけてくれました。
横浜 プレチェネッラの細川シェフ、自由が丘モンドの宮木シェフをはじめ皆様馴染みのスタッフ
ばかりです。
現スタッフが10人ですからスタッフだけで19人ということになります。
さあ6時を過ぎるとお客様も続々といらっしゃいます。
入り口ではイタリア産子豚丸焼きを炭火にて焼いています。
メニューはあえて定番ものをぶつけました。マグロのタルタルから始まり、
桃のザバイオーネまでスペシャリテづくしで、召し上がっていただきました。
最後のフィナーレは私自身が挨拶をさせていただき、その後19名の全スタッフを紹介させて
いただきました。
長い時間をかけて全員の一言もふくめてのセレモニーで、なかには涙が止まらず泣き出す人もいました。
その後、高柳オーナー、新店となるdeliziaの斎藤シェフ(元イルクアドロ、クローチェ&デリツィア
オーナーシェフで、元アルマーニなどの顧問であり、現イタリア料理協会副会長)からの挨拶もあり
お開きとなりました。

ディナータイムが終わっても、気づかぬうちに同じグループ店や元スタッフなどが集まり
(ホント、呼んでもないのによくあつまりました)
明け方名で宴は続き・・・・・・もう完全燃焼とはこのことなんだな、と思います。
実はいまだにそれをひきずる毎日で、ごほごほと咳は止まらず、2週間も体長不良を引きずっています。
 この2週間で引っ越しを済ませ、それをはさんで九州、東北などへの食材探しの旅などもしており、
新スタートのための準備に明け暮れる毎日を送っています。
 皆様、新cozimaは10月中旬オープンを目指して準備を進めています。
 これより先はどう、店つくりをしていくか・・・・・の物語、私小嶋の行き当たりばったりのドタバタ劇
でございます。
どうぞ今後を楽しみにしていてください。

それではまた・・・・・・・・・・