小嶋です


今日はみなさんにすごいお知らせあります。

私の長年の夢であった自生のクレソンの生えている場所を
ついに探し当ててしまったことです。

クレソンというのは本当にきれい水のあるところしか育たない
らしく、以前静岡の長泉にあるプリマヴェーラの黒羽シェフに
連れて行ってもらったクレソンの自生する場所は自然の豊かな所で
やっぱり本当の田舎じゃないと難しいんだと認識していました。

昨年秋からここ、富里に来てまず思っていたのは「どっかにクレソン
ないかなー」ということでした。
ある時直売所でクレソンが売っているのを見かけ、もしやどこかに・・・・・
と期待を膨らませ、数か月が過ぎた今週初めに偶然、とある方から重大な情報を
仕入れてしまったのです。

その場所は意外にも私の自宅から車で2〜3分という場所にあり小さなせせらぎとでも
いったらいいのでしょうか、きれいな水の流れるひと気のないところです。

そこを歩いてみていると日にあたって日焼けしたような茶色っぽいクレソンの束が
うじゃうじゃあるではありませんか・・・・・・・

「うそ」どこかでよく見たあのかたち・・・・・
私は自分の目が信じられませんでした。
まず、本物かどうか確認が必要です。
いつもならキムラにまず、どうぞ・・・・という感じですが
いまは一人です。
その草を一つまみちぎって恐る恐る口にはこんでみました・・・・・・。

本物です。まさしく新鮮な本物のクレソンです。少し口の中に混じった
砂のじゃりじゃりも気持ちいいくらい鼻に抜けるほろ苦い最高の
クレソンでした。
私は笑いが止まらずおかしくなりそうな気持ちを抑えて、もくもくとクレソンを
採取しました。
意外にも根っこは土にははらないようで、まるで水耕栽培のような感じで育っているため
簡単に採ることができました。

実は今日のランチからそれを出しています。
お客様も大変喜んでいらっしゃいますが
一番うれしいのは私かもしれません。

思えばかなう・・・・・・
日高シェフがよく言っていた言葉がなぜか思いうかんできました。