小嶋です

ついに梅雨明けだそうですね。

これからが夏本番ということで張り切っていきたいと思いますが、

今日はタイトルにもあります通り私小嶋の元気の源、と題して朝の市場

通いの話をしたいと思います。

東京時代は毎日築地市場へ通うのが私の日課でしたが、ここ富里に移ってからは

少人数でなんでもこなさなければならず、さらに市内に身寄りもないため朝夕の

子供たちの保育園や幼稚園の送り迎えなども含めなかなか時間がとれず、朝の市場通い

もできず、ここ富里での食材探しを積極的に出来ずにいました。

しかし今年に入ってからキムラに加え、神田君、山岸さんと新しいスタッフを

迎えることができたおかげで、多少時間がとれるようになってきました。

自宅から成田の市場まではなんと車で5分という好立地にあり、しかも築地などと違って

駐車場も好きなところにタダで止められるんです。

しかも広い場内の移動も車ですいすいなんです。

そんな市場通いで、ほぼ毎日会うのが千葉県イタリア料理界の重鎮「カスステッロ」の

山田シェフです。

昔から縁あってお店に寄らせてもらったりしていたのですが、まさかこんな形で

ほぼ毎日顔を合わせるとは・・・・・・

その山田シェフ、とにかく凄い方なんです。

お城という名のお店はイタリアから資材を取り寄せて自分で建築したらしく、

畑もやってるんですがその広さがハンパじゃないんです。

しかもすごい大きなお店にもかか関わらず連日お客さんでいっぱいなんです。

その山田シェフの本当のすごさは、毎日魚市場に朝早くから来てそこで

なん十キロもの魚をおろしているんです。

私が行く7時30分にはもう長前掛けをしてガンガン魚捌いてます。

大成功を収めた50過ぎのシェフがまだまだ頑張っている姿を見ること、

これが私の元気の源です。

そこでお茶を御馳走になりながらお話をさせて頂くんです。

何十年も前から私たちの前を走って地方に本当のイタリアを伝えてきた

方の言葉からは、今までの御苦労や長い経験の中での様々なためになる

お話が伺えます。

自分が地方でやっていくうえで、心のビタミン剤を毎朝頂いている感じがします。


他にも東京時代一緒にやっていたポルチェリーノの佐藤シェフや、成田の超人気店

アントンの星野シェフなどとも時々ばったり出くわします。

成田の市場の小さなコミュニティーは私にとってとても大切な時間であり大切な場所です。