その他

富里に移ってから早寝早起きを守って規則正しい生活を
心がけている私小嶋ですが、昨晩はサッカーの衛星中継ということで
当然テレビの前にかじりついていました。
中東らしい33度という気温のなか、試合内容はあまりよくはなかったですけど
結果的には後半44分の岡崎のゴールでワールドカップ予選の最終戦を勝利で
飾ったことは満足のいくものでした。
そのなかで私が感じたのは、遠藤選手のことです。
チーム最年長ながらいつもひょうひょうとしている遠藤選手ですが
過去2回のW杯代表経験、さらには代表歴130試合と、歴代最高の記録を
持っています。ザックジャパンでも不動のレギュラーで彼の球さばきや
ルーパスコロコロPKなど、いぶし銀の存在で、昨日も劣勢のなか
最後の岡崎へのアシストを決めたのは出場停止の長谷部に代わって
キャプテンマークをまいていた遠藤選手でした。
彼の華々しい点ばかりを書き連ねましたが私が彼を愛する由縁は、挫折と苦労の
なかから33歳ながら、いまだにトップを走る姿があるからです。
彼の一回目のW杯はジーコ監督時代ですが登録選手中彼のみが試合に出場できなかった
という事実はあまりにも有名です。
当時のレギュラー組には中田ヒデなんかがいたくらいの一昔まえの話です。
そこからずっとサッカーの情熱を維持し続け、その後もなお、オシム、岡田、
ザッケロー二、すべての監督に必要とされています。
所属チームのガンバ大阪では攻撃的なポジションであるトップ下をこなして
いますが代表ではボランチという、どちらかというと守備的なポジションに
います。
また、ガンバは、今年からJリーグ2部に落ちましたが、2部チームの33歳の選手が
代表のキャプテンマークをまくなんて話、聞いたことありません。
それくらい彼の安定感が抜群だということです。
一瞬の才能やひらめきよりも、10年、20年こつこつ地道に一生懸命にやる、という
美学、料理にもおおいに通ずるところがあると思います。
お客様への気持ちを常に持ち続けていきたいものです。