小嶋です。

cozima2006-02-19

遂に昨日新しいパンが完成しました。
実は、永田農法の永田照喜治先生から頂いたバジリコで作ったペーストを、
練りこんだ丸いパンを作っていたのですが、たくさんあったペーストが、遂に終わってしまい、何か新しいものは無いかと考えていました。
そういえば、プーリアパンでやってみようと思い試してみたところ、オリーブオイルが
たくさん入っているので、すごく香ばしい焼き色がついて、セモリナ粉とオリーブオイルの
風味があって、見た目はブリオッシュのような感じで、それでいてイタリアらしく食事の邪魔にならないナチュラルな味わいです。
ボクもイタリアでいろんなレストランを北から南まで13件回りましたが、
どこも、それぞれお店のオリジナルのパンを作っていて、お客様をおもてなしするためにパンを作るという行為自体すごくワクワクします。
さらにそのパンは、昼と夜の2回、オープンの時間に合わせて焼いていて、
なるべく出来立て感を味わっていただいてます。
今は、鈴木がパンの担当なので、一緒にあれこれ考えたりチーズ用のくるみパンや
レーズンパンなどを作っています。
パンは生き物なので、気候や調理場内の色々なコンディションによって出来上がりが違ってくるので、細心の注意が必要です。
たくさんの仕込みをしながら、パンの醗酵を見て一番いいところで焼いていくわけですが、僕は焼きあがってオーブンの扉を開けて、綺麗に焼き色のついたパンになっている瞬間が好きです。
そして、お客様がそのパンを食べて笑顔で微笑んでいる顔を見るのは、もっともっと好きです。