小嶋です。

 昨日は待望のコラボディナーでした。まず、軽いアクシデントが起きました。魚料理に使う塩がなかったことです。鯛を10kg近くも使うため、大量の塩が要るのですが・・・し・し・しおがない・・・といことで、すぐさま系列店の『アクア・パッツァ』に行って借りてきました。
 そして夕方、今井・京、両シェフが来て細かい打ち合わせをしたのですが、な、なんと、2人は隙を見てすでにスプマンテを飲みだしているではないですか・・・こんなにすごい人は初めてです・・・というより、イタリアです!!そして今井シェフは黄色いTシャツ姿でみんなを驚かせてくれました。なんでも黄色いTシャツは勝負服だそうで、さらに勝負パンツは赤だそうで、昨日もしっかり赤パンツだということを、そっと見せてくれました。



 さて、ディナーのほうですが、6:30からいっせいにスタートして、今井シェフのシラウオの付き出しから始まり、京シェフの的鯛のソーセージ、ボクの子持ちヤリイカのシャラティエーリ、京シェフのエビと白アスパラのリゾットと進み、さあ、メインの鯛の岩塩包み焼きです。まず、お客様に鯛を見ていただいてから、勝負Tシャツ姿の今井シェフがハンマーで思いっきり叩いて、すごい勢いで塩が飛び跳ね、床にもドバドバ塩を落とし、すごくかっこよかったです。




もう、料理とそのワイルドな雰囲気がとてもマッチしていて、お客様もすごく喜んでいらっしゃいました。
 さて、次はボクのメインです。今回は魚介の本がきっかけだったので、ここまですべて魚介だったのですが、最後には肉も少しだけ用意させていただきました。沖縄の寿豚のスネ肉をすごくやわらかく、しっとりローストにして、桜の花と枝の上にのせて、スモークウッドで煙の演出をしました。


これもみなさん本当に喜んで下さって、大変盛り上がりました。そしてドルチェもしっかり3人一品ずつの盛り合わせで、最後までたっぷり召し上がっていただきました。



 スタッフにとってもいい緊張感あり、楽しさありと・・・とても有意義な一日でした。そしてお客様もみなさん声を合わせて、また同じ企画のリクエストをいただき、ボクもすごくハッピーな気分でした。

P.S. 
 ディナー終了後、シャンパンで乾杯、


そしてそこから場所を変え、両シェフとスタッフで居酒屋“N”へなだれ込み、またまた遅くまで語り合い、そこでもお2人の熱きトークは果てしなく続くのでした・・・。


 今ボクはボロボロです。しかしお客様のため、今日もキッチンに立ち続けます!!