東川です。

 今日のお昼は通常営業をお休みさせていただき、株式会社「ヌーシャテル」主催、“イタリア・サルディニア島の伝統料理を楽しむ会”と題しましてイベントを行いました。ヌーシャテルさんはイタリアの多種多数の食材(お馴染みのものからマニアック(?)なものまで)を取り扱っている会社で、COZIMAでも大変お世話になっています。大野さんというイタリア人のような陽気な方が、いつも美味しいチーズを自ら届けて下さり、それぞれの味の特徴や熟成期間について教えて下さいます。

 実は昨晩、大野さんと、今日のイベントのためにサルディニアから来日したシェフ、オリーブ農園の方、ワインを造っている方々、6名様がお食事に来て下さったんです。

皆さんイタリア語でおしゃべりしながら、前夜祭のように賑やかに、お食事とワインを楽しんでいらっしゃいました。そして嬉しかったことがひとつ。昨晩、高校生の娘さんのお誕生日祝いにお食事にいらっしゃったご家族がいて、COZIMAスタッフはいつものようにバースデーのサプライズ・サービスを用意していました。灯りを落とし、キャンドルとお花を飾ったプレートを持って行くと、大野さんたちも「Buon Compleanno(オメデトウ)!!」と大拍手。スタッフみんなでバースデーソング・イタリア語バージョンを歌うときもいっしょに歌って下さって、フロアー中のお客様の拍手であふれました。娘さんの嬉しそうな笑顔と、本場イタリア人のパワフルな歌声が忘れられません。
 さて、今日のイベントです。一般のお客様の部と、業者さんやレストラン関係者の方々の部に時間帯を分け、立食形式でサルディニアのお料理とワインを楽しんでいただきました。

お料理はシンプルながら何か温かみのある家庭的なものだったり、パスタも“フレーゴラ”や“ニョケッティ”という、私たちも見たことがないものが出されたり・・・。






パーティーのような雰囲気の中、参加された方々は好奇心をあらわに食材や調理方について大野さんやイタリアの方々に尋ねていた光景は、本当に楽しそうでした。



 日本は食文化の栄えた国です。スパゲッティやピザに始まり、昨今では様々なイタリア料理、イタリア食材がたくさんの人たちに愛されるようになりました。だけど一口に“イタリアン”と言っても、南と北の地方ではそれぞれ特色が違いますし、サルディニアシチリアでも独自の伝統料理を持っています。それぞれの地方が誇るそれぞれの美味しさがあることを、今日私たちは再確認することができました。

イタリア料理やイタリアそのものが好きでこの仕事を選んだ私たちにとって、日本にいて
イタリアの雰囲気を味わうことのできた最高の一日でした。