小嶋です。

 今日は、「大分耶馬溪(やばけい)黒豚三枚肉の柔らかいパリパリロースト国産レモンとシチリア産オリーブオイルで」をご紹介したいと思います。

 まずはじめに、“どうしてこの豚を使ってみようと思ったか”?

 僕の家内が大分出身で、前々から「大分耶馬溪黒豚は美味しい!」と聞かされてまして、大分に行った時に、必死で探しまくりやっとの事で出会えたのです。
 脂がとてもトロトロで、焼いて良し煮て良し!僕は1日も早くこの美味しさを、お店のメインディッシュの一つとして出したい!と思ったのが、きっかけです。

 皆さんは沖縄のラフテーという料理はご存知ですか?わかりやすくいうと、角煮みたいなものです。当店では、黒豚に八角、クミンとウイキョウの種、キャラウェイをミキサーでパウダー状にして、塩と一緒にまぶして1日置いて味を馴染ませます。
 味が馴染んだら低温の油で4〜5時間かけてゆーっくり、気長に丁寧に火を入れてしっとりとしたお肉に仕上げます。(温泉に入っているようなイメージでしょうか。なんだか豚さん達も気持ちよさそうに見えます。僕も温泉に行きたいです・・)
 
 仕上がったら、アッツアツのフライパンに皮目を下にしてオーブンで焼きます。(ジューッッッていう音が聞こえてきそう!!)皆さんのご想像の通り、表面はパリパリで中はやわらかーいお肉が出来上がります!!

 ソースはレモン汁と、オリーブオイル、白ワインビネガーを合わせたドレッシンにで、お肉のジューシー感に、切れのある酸味でバランスをとっています。

 最近はレストランのメニューに豚肉がよく載るようになりましたね。10年前まではとても考えられなかったものです。

 イベリコ豚は、脂が多くてまるで刺しの入った和牛サーロイン!みたいですが、日本でも色々な方の努力によって美味しい豚があります。脂の強さの点(うまみの強さ)ではイベリコ豚ですが、毎日食べるのは辛いです!
 健康によく、誰が食べてもおいしく感じる豚は、まさにこの耶馬溪黒豚なのです。