小嶋です。

あの、美味しいゴーヤが、最近うちのまかないに頻繁に登場します。
うちのスタッフの中でもやはり好き嫌いがはっきり別れます。
特に若いスタッフほどゴーヤを食べない割合が大きいですね。
「苦くて食べれないですーー」
ニガウリが苦いのは当然!!その苦いのがうまいんじゃないか!!

今日は、少し小言を書かせて頂きます。
“最近の若いモンは、なぜ味覚のストライクゾーンが狭く偏っているのでしょうか?
僕なんか若い頃は、まかないは誰よりも沢山食べましたし、正直いつも足りなかった位です。

近頃、お客様の召し上がる量も非常に少なくなってきて、10年前のコースで
60gのパスタを出していたのが、今は40gです。
世の中全体が小食になってきているに違いありません。

しかし、肉体労働者のうちの若いスタッフまで、小食になってしまうなんて・・

うちもまだまだあまいのか?

そういえば、朝のまかない(といっても11時なので、昼というべきなのかも知れませんが、
我々は、断固として“朝まか”と呼んでいるのであります)でも今日は、
「食べれませーん」という人が、休み時間にはお菓子を食べたりしているのをよく見かけます。

さて話を戻すと、美味しいと感じる食材や味が少ないというのは、
僕に言わせれば不幸です。

味には、甘味、酸味、苦味などがありますが、はじめの慣れないうちは、
変わった味、体験した事のない味には拒否反応を示しますが、
少しずつそれに馴染み、いつの間にか美味しいと感じる事ってよくありますよね。

僕も、本当のわさびの味を知ったのは、二十歳過ぎでしたし、田舎では、
山菜とかも食べた事なかったし、いわゆるジャンキー大好き人間でした。

しかし、イタリアに行ってから、味覚や考え方が変わりました。
向こうで食べた、シンプルな野菜料理の美味しかった事・・・・!!

イタリアでは、夜24時間営業のコンビ二もないし、吉野家マクドナルドもありません。
(マックは都会に数店舗ありますが、当然田舎にはありません。)

それプラス、日本の食文化をすごくすごく見直しました。(失礼しました。)
帰国して、肉じゃがや、酢の物、魚や干物、納豆に感動しました。

ゴーヤから少々話はそれましたが、様々な体験により味覚が広がり、
それはイコールバランスのいい食事につながり、しいては、
健康というものにもつながるのではないでしょうか。