小嶋です。

cozima2006-08-04

昨日、感動的な出来事が起きたので、日記に残しておく必要あり!とおもったので
今日のテーマは、“わたあめ器”です。
それは、当店2年目の田中ひとみさん21歳にとって、大切な大切な想い出です。


話は、16年前にさかのぼりますが・・・縁日で食べたわたあめがあまりにも美味しくて、
それを見かけた彼女の父上が「いっちょう、やってやろうじゃないか!」
といったかどうかは分かりませんが、ある日自家製のわたあめ器を買ってきて
毎日のようにわたあめを作っていたそうです。


田中さんは、そんなお父さんが大好きでした。
月日は流れ、そんなわたあめ器もいつしか忘れ去られていたある日、
店で縁日をしよう!!と言うことになり、どう考えてもわたあめだけは・・・・
というタイミングで、田中さんの口から、「実家にあります。でも動くかどうか・・」
という言葉が発せられたのです。


みんな唖然としていましたが、田中さんの脳裏には5歳の時の想い出が、
しっかり焼き付いていたのです。



すぐさま実家にTELして、押入れの奥底から一台の古びたわたあめ器が出てきました。
次の日の朝、若いスタッフが店の入り口に薄汚れた小さなダンボールを見つけました。




そうです。田中さんのお父さんが、届けてくれたのです。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、田中さん自ら一生懸命磨き上げて、
砂糖を入れて、スイッチをオンにしました。

すると、16年年振りにそこからわたあめなるものが出来上がり、
田中さんには悪いけれども、私小嶋が最初に毒味をさせて頂きました。
オ・イ・シ・イ!!自分自身も30年前にタイムスリップした気分になりました。
皆さん、ボニッシモです。