小嶋です。

さて,広島2日目です。 というか最終日ですが・・・
午前中は、ある人に必ず行くようにといわれていた原爆資料館に行ってきました。


今回で広島へは2度目ですが、前回は原爆ドームを見ました。
それはそれはすさまじかったのを覚えています。
しかし、今回はもっと生々しいものを、この目に焼き付けてきました。
あそこに行って涙する人もいるという話も納得です。


中でも一番印象に残ったのは、手が熱で焼け爛れて、皮がダラーと垂れた
お母さんと子供の蝋人形?で、瓦礫の中を歩く姿を見てから、
もうそこから一歩も動けなくなってしまったくらいで、館内説明用のスピーカーから流れる
吉永小百合さんの朗読にただただ聞き入ってしまいました。

仕事を通してでなければまず、広島まで行く機会は無かったでしょうし、
世界で唯一の被爆体験国の国民として、一生に一度は見ておくべきものだと思いました。
平和があたりまえの平和ボケの自分が、恥ずかしい気持ちになってしまいました。

ちなみに広島では、原爆記念日は1日中原爆に関するテレビをやっているらしくて、
東京ではニュースなどで数分流れるだけなのに比べ、やはり当事者である
広島の人たちは今でも強く強く平和を願っていると聞きました。


資料館には歴代の広島市長が、世界中の核実験をした国の元首に当てた抗議文が
壁一面に展示してあり、僕はそれにも感動しました.
ちなみに8月10日の11時2分はたまたま長崎の原爆記念日にあたり、館内での黙祷があり
非常に気が引き締まる思いをしました。