小嶋です。

広島へ行く少し前に、樫村シェフから電話があり、落合シェフの講習会が
丁度ある事を知り、2つ返事で行く事になってしまいました。



テーマは“基準”という事で、落合シェフの料理のベースとなるメニューばかりで、
全て試食付きの3時間半の内容でした。



会が始まる前に裏口から入り、挨拶させて頂いたのですが、
なんとシェフはTシャツ姿!!!!!!
それにエプロンをかけていて、いつもとは違うイメージでしたが、
相変わらず、凄いパワーの人です。

さて講習会が始まり、料理を食べてそのどれもがウマイ!!と思いました。
ベットラには、以前一度伺った事がありましたが、全部うまかったですし、
やはりこの人は、うまいものの基準をきっちり持っている方なんだと感じました。




最近は、素材重視の傾向が強く、銘柄の付いた肉や、魚などを自分も含めて
強くうちだす事が多くなってきていますが、イタリア料理とはそもそも世界中の人達に、
美味しさがうけて、これだけ広がったと思うのですが、それはやはりクラシックな
美味しさの“基準”というものがあったからだと思うのです。


少し極端な言い方ですが、良い料理人は普通の食材を使って
最高の料理を作れる人なんじゃないのか?とさえ思いました。



講習会が終わり、シェフと握手したのですが、その手は凄い力で
「小嶋、うまいもの作れよー」というメッセージのようなものを感じました。
また一つ大きな何かをもらった気がします。


さて、時間は4時半をまわっていたので、5時半から始まるディナーに急いで
帰りたいところだったのですが、その場で知り合った、小林さんというおじさん??
みたいな方が近くにあるおもしろいところを見せてくれるという話になったので
ついて行く事になりました。何でもこの辺では、天麩羅というと普通と違い、
ホルモンの天麩羅の事を指すそうで、はぁーという事で、
37度の炎天下の中歩きまくって、その天麩羅をテイクアウトして、
やっとの事ディナー(と言ってもまだ昼のような明るさに間に合ったのでした。




さて、この続きは明後日のPART5最終回へ続きます。