小嶋です。

昨日は雑誌の取材で浜松にある、永田農業研究所に行ってきました。
永田照喜治先生とは、5年前からのお付き合いで、アノ糸井重里さんに
ご紹介していただいたのがキッカケです。

永田先生の事を知らない方もいらっしゃると思いますが、
数年前ユニクロ野菜を販売していたのを覚えている方は多いはずです。
それを手がけていらした方です。
今年で82歳になるという先生は、まだまだ50から60代のような元気でCOZIMAにも、
もう何十回も足を運んで頂いている、常連のお客様であり、私の師であります。



今までにもスタッフ達と、2度ほど浜松へお邪魔させてい頂いていますが、
今回は昨年からはじめられた貴族憲国にて私がパスタをつくるという内容の取材でお邪魔させていただきました。



朝先生の自宅に着いてからすぐ、そちらへ向かいました。
今回は天気が曇りがちでしたが、畑は先生達が、山を開墾して作ってあり、
糖度14度ぐらい(世界一といわれるハワイ・マウイ島でさえ8度)の
玉ねぎや空豆、えんどう、グリンピース、じゃがいも と、沢山の作物がつらなる広い広い畑のまわりは、カモミールや、パンジー、チューリップ
植えられたところを見るだけで心が和らぐ場所で、
そこには精神をわずらっていらっしゃる人達が楽しそうに農作業している姿がありました。


みなさんここでは、本当にリラックスしています。
早速アウトドアでパスタを作り取材を終えその後そこで働いている人達に、
永田野菜で料理を作ってもらいました。


料理って普段は仕事として商売として作っている私ですが、
今日はつくづくこの料理人をやっていて良かった。
この仕事の原点は、食べていてくれる人の笑顔であり、人様を幸せな気持ちにする事の出来る、私唯一の方法であり、私のライフワークだと実感した1日でした。


その後、先生や取材の方々と裏山のを掘りました。
筍は掘った後、白いお水がいっぱい出るんです。

そして、うす黄色ではなくまっ白なんです。知りませんでした。
夜7時過ぎにディナータイムにあわてて戻り、今夜いらしたお客様皆さんに
その筍をふるまわせて頂きました。
えっ!!味ですか?
それはもう最高でした。