料理サロン

今日は毎月4回開催のcozima料理サロンの3日目です。

今回のテーマは「寒さに負けない心と体を温める料理」

と題して私小嶋が96年にイタリアで一番初めに

お世話になったお店「ダル ペスカトーレ」で覚えた

お豆のスープと馬肉の赤ワイン煮(とはいってもここは

乗馬クラブ併設のレストランで、今回は牛ほほ肉を使用いました)

の2品です。

私がお世話になりました96年〜97年の冬は毎日の最低気温がマイナス15度くらいに

なるような寒さで、そこで毎日のようにシェフのナディアが仕事終わりに

馬肉の赤ワイン煮を温めなおして作ってくれた想い出があります。

「ダル ペスカトーレ」は最先端の料理とは対極にあるマントヴァのトラディッショナル

な伝統料理が主体でした。

若かった私自身は最先端の料理にばかり興味が引いていましたが、このレストランで

研修させていただいたおかげで、地方料理の素晴らしさや伝統や気候風土からなる

真の意味でイタリア料理への興味が膨らみその後、北から南まで様々なレストランでの

研修のきっかけとなりました。

またナディアや御主人のアントニオ、おばあちゃんのブルーナなど、家族で、すごい

田舎で三ツ星を維持していくすごさに感銘を受けました。

今日のサロンはそんなペスカトーレでの想い出話を中心にデモンストレーション

を進めました。


おもえばこのサロンも富里に来てから2年目に突入です。

これからも地元のみなさんに少しでも参考になるようなメニューの

提案をして生きたいと思います。