自家製オレキエッテ

小嶋です。
今日は久しぶりにオレキエッテをつくりました。
これは南イタリアプーリア(かかとの部分)の伝統的パスタで
私は1999年この手打ちパスタを習うために、2週間の修行先に
選んだのは「アルフォルネッロ・ダ・リッチ」という一つ星の
リストランテです。地元の美味しいモッツアレラチーズや、伝統的な
田舎料理を中心にシンプルなわかりやすい美味しさが印象に残った
メニュー構成でした。ここではプーリア伝統の耳たぶパスタ「オレキエッテ」が
ほとんどのテーブルで出ていた気がします。
このパスタ、あまりに出過ぎていたため、実は店では作っておらず、近所かどこかの
おばさんに外注でつくってもらっていました。(笑)ただ、私がどうしても
教えてほしい。とシェフのお母さんに頼むと、わざわざそのおばちゃんを店まで呼んで
このパスタをレクチャーしてくれたのでした。
オレキエッテ職人直伝の技は13年たってもまだまだ体に染みついています。
今回すごい久しぶりに作りましたが、まずまずの出来栄えでした。
早速何組かのお客様にブロッコリーとキャベツ、アンチョビのソースと合わせて
お召し上がりいただきました。
セモリナ粉100%で作るこの生地はもっちもちです。素朴な味わいですが
機械じゃなく完全に手製で一人前を作るのにすごく時間のかかり、完全に
非効率的ですが、本当に温かみがあって大好きなパスタです。