小嶋です。

 何かを口に入れたとき、「あまい、酸っぱい、にがぁーい」など感じますよね。でもいったい舌のどこであまーいと感じ、どこで酸っぱいと判断してるのか、知っていたらもっとワインや、食事をゆっくりと、味のまとまりを感じながら奥深く楽しめると思いませんか?

 今日は“舌の仕組み”について簡単に、お話したいとおもいます。舌の役割分担は、甘み、酸味、苦味、塩みの四種があります。

 舌先は、主に甘みを感じます。デザートワインや、デザートを楽しむ時は意識してみてください。(鏡を見ながらどうぞ!!)
 次に、舌のサイド手前と、サイド後方がありまして、手前は酸味を強く感じるところです。酸っぱいものを食べて、舌の脇がムズムズした覚えは、ありますか?そしてサイド後方は、塩みを感じとる場所です。
 最後に苦味ですが、舌の奥にあります。例えば、にがーい粉薬を飲むときは、必ず舌の前方に置いてくださいね。苦味が和らぎますよ!!ぼくは、粉薬を飲むときは、オブラートから絶対にはみでないように包んで飲みますが・・・(笑)

 最近では、上の四種の他に“うまみ”という名の五種類目が、仲間入りしたそうです。
 
 人間の味覚の力ってすごいとおもいます。当たり前のように「このケーキあまくておいしい!!」などといって味の感想を自由に表現していますが、もし味覚という機能が人間になかったらと思うと、食の世界もここまで味に対して追求していなかったと思いますし、発展していなかったと思います。そう考えると、味に対して感動できる機能が自分達についてることに感謝しなくては、とぼくはおもいました。