小嶋です。

 本日の料理は、「トリッパのテリーヌ」をご紹介したいと思います。ご説明の前に「トリッパってなんだろう?」と思った方も多いはず!
”トリッパ”とは牛の2番目の胃袋の”ハチノス”と呼ばれる部位です。

 トリッパは、イタリアではとてもポピュラーな食べ物で、
一般的な調理法は、鍋に、ニンニク、唐辛子、バージンオイルを入れ香りを出したものにトマトを入れ煮詰めたソースの中にトリッパ加えて煮込んだものです。

 当店のトリッパは、茹でて塩をつけて食べるだけでもとてもおいしく、新鮮なものを仕入れています。下処理も手間と時間をたっぷりかけてとても柔らかく、臭みを消して使ってます。調理法も、基本からひねってさらにおいしい料理に仕上がりました。

 作り方は、アラビアータソースの中に下処理をしたトリッパ、豚足、豚耳を入れ煮ていきます。ある程度煮込んだら冷やすのですが、このとき豚足や豚耳のコラーゲンが固まるのを利用して作った、口当たりのとてもなめらかなテリーヌです。

お肌にはとってもいいですし、女性の方に結構人気です。

 トリッパと言うと、田舎っぽいイメージがありますが、フレッシュな野菜ふんだんに入れることで、現代的なメリハリのある味を楽しんでいただけると思います。
 苦手な人には、ぜひ1度チャレンジして頂きたい一品です。