小嶋です。

昨日は、アルバのトリュフ祭りについてお話しましたが、
今日はもう一方の産地アクアラーニャについてです。


ちょうど今から10年前の、1996年からイタリアの修行を始めましたが、
ミラノにあるロンバルディアトリノにあるピエモンテと、北ばかりが2件続き、
そろそろイタリアらしい所と思って探したのが、中部イタリアマルケ州のカルトチェット
というところにある、シンポジウムという1つ星のレストランです。
フィレンツェの東側になります。



そこでは夏だったせいか、若いスタッフ達と、毎日のように海へ行ったり、
ピッツァを食べに行ったり、やれスイカ祭り?だとかいつもいつも車を飛ばして
遊びに行っていました。(でも仕事の量も、半端じゃなかったです。)
そこでは、トリュフの産地アクアラーニャが近かったせいか料理にも
バンバントリュフを使っていて、いつも薄く切っていたりして、
小さくなると彼らはゴミ箱へ捨てていました。
なんで捨てるの?と聞くと、「だって硬いから食べられない」というのです。
もうほとんど、マッシュルーム的な使い方です。
まぁ夏のサマートリュフですけど・・・日本では、考えられない事です。


さて、時を経て、日本での僕はというと、白トリュフ
を削る度に、電子計りで量っている自分を客観的にみて、
「凄くおかしいなぁ」と思ってしまいます。(笑)